いくつのも工程を経て、ようやくでき上がった梅干し。一粒残らず愛情を注いで仕上げているものの、少しでもキズがあれば商品にはなりません。最終工程は清潔な作業室の中、出来上がった梅干しを一粒一粒選別、厳しいチェックの目をくぐりぬけた梅干しだけを丁寧に詰めていきます。「不動のうめ」の梅干しは、果肉が柔らかいため潰れやすく機械化にあまり適しません。そのためほとんどが人の手による“手作業”となります。そのようすは、まるで生まれ立ての我が子に触れるよう。そっと、やさしく、慎重に…お客さまのもとへ送り出す準備を整えていきます。